青年会長 中山大亮様 特別インタビュー(上)

あらきとうりようの力を結集 一手一つに躍進!

 

青年会長 中山大亮様 特別インタビュー

「青年会創立100周年の年を迎えて(上)」

 

 

青年会創立100周年という〝世紀の節目〟を迎える今年、「創立100周年記念 第94回天理教青年会総会」が10月28日に親里で開催される。この100周年活動を、自ら先頭に立って牽引される青年会長 中山大亮様に、記念総会に向けての思いや青年会員への期待を伺った。

 

目次

 

 

陽気ぐらしを実践すれば自らに喜びが返ってくる

 
(Question1)
青年会創立100周年活動について、あらためてお聞かせください。
 

教祖130年祭が勤められた日から約3カ月後の一昨年4月、青年会例会の席上で、青年会創立100周年に向けてのスローガン「心を動かせ 世界を拓け」を発表しました。

 

主な活動内容は、布教面では「胸から胸へのにをいがけ」をテーマに、信仰の喜びや陽気ぐらしを実践する中で得た喜びを、自分の胸から相手の胸へ伝えていこうというものです。

 

一方、求道面は「日々の陽気ぐらしの実践」をテーマに、親子、夫婦のあり方に焦点を当て、人に喜んでもらえるような言葉がけや行いを、つまり「親孝行、夫婦仲良く」を意識していこうというものです。

 

立教179年11月にスタートした100周年活動では、これまで毎月第2日曜日を「あらきとうりよう一斉にをいがけデー」として実動し、各教区・支部青年会において「陽気ぐらしPRプロジェクト」を実施するとともに、昨年10月までに全直属分会で「創立100周年決起総会」を開催しました。

 

 

 

 

(Question2)
今回の100周年活動を、自ら先頭に立って牽引されるなか、どんなことを感じておられますか。
 
 

「胸から胸へのにをいがけ」と「日々の陽気ぐらしの実践」を2本柱とする100周年活動には、私自身の教祖130年祭活動を通して感じた思いがあります。

三年千日のさなか、天理駅前で毎日にをいがけ実動を行い、初めておぢば帰りをしてくださる人や初席者のご守護を頂いたり、一緒に布教に励む仲間が徐々に増えたりするという、ありがたい姿をお見せいただきました。

年祭を勤め終え、あらためて自らの歩みを冷静に振り返る中で、二つのことを反省しました。

 

一つは、「胸から胸へのにをいがけ」ができていなかった、つまり「数」にこだわり過ぎたということです。私の場合、初席者の人数の心定めをし、とにかく一人でも多く別席を運んでほしいと、駅で出会った人や大学時代の友人などに、なりふり構わず声をかけました。「1時間半の話を聞いてほしい」と懇願し、「別席の誓い」をして初席を運んでもらったのです。

結果として、2年間で十数人が初席を運んでくれましたが、いま中席を運んでいるのは、たった一人か二人です。別席場に初めてお連れした瞬間はうれしいし、ありがたいと思うんですが、お取り次ぎが終わって部屋から出てきたときに「どうやった?」と感想を聞いても、「全然分からなかった」 という反応がほとんどでした。

 

数を意識することは大事だと思います。しかし、年祭活動中の私は数にこだわり過ぎて、信仰の喜びを全く伝えられていなかった。だから、おたすけにもつながっていない。数を定めることが悪いのではありませんが、まずは信仰の喜びをしっかり伝えることを、個人としても、青年会としてもやっていきたいと思うようになりました。

 

もう一つは、2年間、毎日布教に出て、充実した日々だったのですが、にをいがけ先で「陽気ぐらしの天理教です!」と言っているにもかかわらず、その私自身が日常生活の中で陽気ぐらしをしようという〝意識〟がなかったんです。

そこで、まず自らの心に矢印を向け、陽気ぐらしができているかどうか問いかけるところから始めました。すると、些細なことでも陽気ぐらしを実践できたときは、喜びを感じることができたのです。そして、実践の中で得た喜びを、周囲の人たちへ伝えていくことが大切だと考えました。

 

あいさつ一つにしても、相手の心に届くような明るさを心がけました。たとえば、境内掛北支所前を自転車で通るとき、これまでは境内掛の方に会釈だけしていたのを、「こんにちは。ご苦労さまです」と自ら声をかけるようにしました。すると、満面の笑みを返してくださるようになったのです。

陽気ぐらしの実践をすればするほど、自分自身に喜びが返ってくる。そう実感するなか、以前はマイナスに捉えていたことの中にも、喜びを感じられる心に変わっていったのです。

ほかにも、自分にできる陽気ぐらしの実践を常に模索しています。そして、「この場面では、こんなことができる」と思いついたものを、その場でスマートフォンのアプリでメモを取り、それらを一つずつ順番に実行しています。

 

 

 

癖性分を取る努力を重ね、世界一陽気な夫婦をめざす

 
(Question3)
昨年9月に結婚なされました。キーワードの一つ「夫婦仲良く」を実践されるに当たり、ご夫婦で心がけていることはありますか。

 

たとえば、寝る前に布団の上で、親神様、教祖、祖霊様に二人でそろって礼拝した後、向かい合って「今日も一日ありがとうございました」と、お礼を言っています。

ほかにも、朝づとめが終わった後に『稿本天理教教祖伝逸話篇』や、中山慶純先生の著書『朝の信仰読本 こころ澄ます教話集』(道友社刊)を二人で読んでいます。一人がパラパラと本をめくり、もう一人が「ストップ」と言って開いたページの話を音読し、もう一人がそれを聴くのです。

 

また普段から、いろいろな話をしています。昨年10月26日の「慶びの集い」の挨拶の中で少しふれましたが、にをいがけ先やおたすけ先での話題を話す中で、お互いにアドバイスを求めたり、相談に乗ったりしています。

 

今朝、家で洗面しているときに「今日、夫婦についていろいろ聞かれると思うけれど、何かない?」と妻に聞いたら、「巡教の準備や身の回りの用事をするたびに、『ありがとう』や『さすが』と言って褒めてもらえるのはうれしいです」と話してくれました。そのとき気づいたのですが、私自身、全く意識せずにやっていたことを、喜んでくれていたと知り、本当にうれしく思ったのです。

おそらく、100周年活動を自身で実践していなければ、こうした喜びは感じられなかったと思います。

 

陽気ぐらしの実践を常に意識することで、それがだんだん無意識のうちにできるようになっていく――。夫婦生活の中で、そうしたことも実感しています。

 

親孝行、夫婦仲良く、陽気ぐらし

(イメージ写真)

 

 
(Question4)
「慶びの集い」のご挨拶の中で「世界一陽気な夫婦になる」ともおっしゃいました。

 

けっこう真面目に目指しています(笑)。

天理教では理のつながりを大事にするので、人に教えを説く立場の人の姿が、良いことも悪いこともすべて映っていくと思います。逆に言えば、良くなっていけばいくほど、みんなも良くなっていくのではないでしょうか。ですから、いつも明るい陽気な夫婦でいたいと思います。

 

先日、青年会例会のあいさつで、こんなことを話しました。

私は「陽気ぐらしの実践=人に喜びを与えること」と考えて、これまで動いてきました。それはもちろん大切なことだし、絶対やらなければいけないことではありますが、その半面、自分の悪いところや癖性分を取る努力を全くしていなかったことに、結婚して初めて気づいたんです。

 

先日、二人でこたつ布団を買いに行きました。その途中、細い道を車で走っているときに、対向車が来て、こちらがバックして道を譲らなければならない状況になりました。そのとき、隣の妻が「あっ」と言うので、「どうしたん?」と聞いたら、「いま舌打ちをしていましたよ」と言ってくれました。

そんなことは、一人ではなかなか気づかないですよね。「あかん、やってしまっている!」とすぐに反省しました。でも、また少し進んだところで、赤信号にギリギリで引っかかったとき、また「あっ」と言われて。横を見たらニタッと笑ったので、「また舌打ちをしてしまった」と気づきました。

夫婦間ならまだしも、さまざまな人たちと話す中で、行儀の悪いことを知らずしらずのうちにしているのではないかと、この日以来、気にするようになりました。

 

どれだけ人に喜んでもらおうと頑張っても、それと同じくらい、またはそれ以上に、癖性分によって人を不足させたり、気を使わせたりしていたら、それは本当に申し訳ないことです。今後も気をつけたいと思います。

 

 

 

創立の原点に立ち返り、将来を見据えた活動を

 

 
(Question5)
一方の「親孝行」について、何か心がけておられることはありますか。
 

親孝行については、2年前の青年会総会でお話ししたように、寝る前に両親の部屋へ行き、手をついて「今日も一日ありがとうございました。おやすみなさい」と、あいさつすることから始めました。

最初は、実践しようと思っても、恥ずかしさからなかなかできず、両親の部屋の前を何度も往復しました。決心して言い終えた瞬間、実践できたという達成感とともに、なんとも言えない喜びを味わうことができました。感謝の気持ちを言葉にしてきちんと伝えることで、親に対しても、いままで以上に心から感謝できるようになったと思います。

 

一方で、親孝行の難しさというものも実感しています。まだまだできていない部分があり、どこか逃げてしまう自分もいます。

100周年活動を打ち出して1年半が経ち、親孝行や夫婦仲良くの実践は、相手が身近な存在だからこそ特に勇気が要るだけに、青年会員の中でも、実行できている人と実行できていない人に分かれているように思います。

早い人は、打ち出しを受けたその日から実行し、それをきっかけにどんどん人生が変わっています。心が変わり、行動が変わることで、親や妻との関係が良くなっているのです。

ですから、青年会員の皆さんには「日々の陽気ぐらしの実践」のキーワードとして掲げた「親孝行、夫婦仲良く」に取り組む中で、自分を変えていく努力をしていただければと思います。

 

 
(Question6)
布教面では昨年、新たに「初参拝」打ち出されました。

 

初参拝といえば、にをいがけに出ることよりもハードルが上がったように感じるかもしれません。しかし、戸別訪問や神名流しが苦手な人でも、友人や職場の同僚など身近な人を所属教会にお連れするのは、逆に取り組みやすいのではないでしょうか。

 

それぞれの立場で、まずは教会に足を運んでもらい、会長さんの話を聞いてもらったり、自分自身で教えを説明したりしながら、教会につながってもらう。「一人の会員が一人の初参拝者を」を合言葉にしているので、まずは一人を、教会にお連れする努力を続けてもらいたいと思います。

 

ー「初参拝特集」はこちらー

 

 
最後に、青年会員へメッセージをお願いいたします。

 

青年会員の皆さんに、あらためてお伝えしたいのは、今回の100周年活動は、青年会創立の原点に立ち返り、10年20年先の将来を見据えて取り組む活動だということです。

100周年を機に、青年会が大きく飛躍するためには、会員の皆さん一人ひとりの力が必要です。分会、教区青年会、海外青年会をさらに活発に盛り上げていくことができるのは、皆さん方しかいません。

 

100周年を迎えた今年、6月に「全世界一斉布教月間」として実動に拍車を掛けるとともに、また、これまで以上に、皆さんにワクワクしてもらえるような新しい動きに積極的に取り組んでいきます。

 

いまこそ、あらきとうりようの力を結集し、一手一つに躍進し、最高の100周年にしようではありませんか!

 

(天理時報 第4554号より転載)

 

 

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