「一斉布教月間」に”毎日実動” - 天理教青年会
心を澄ます毎日を

天理教青年会では、 基本方針「心を澄ます毎日を。」を掲げています。 ほこりの心遣いを減らし、誠を積み重ねていくー。 そんな日常を通して、かしもの・かりものの教えを治め、 心を澄ましていきます。

「一斉布教月間」に”毎日実動”

 

「一斉布教月間」に“毎日実動”

 
(天理時報2018.7.1より転載)
 

 

「親神様からのかりものである体を、人さまのために使わせていただき、皆がたすけ合う、陽気で明るい世の中を目指していこうではありませんか」
 
 6月17日午後7時半、島根県出雲市のJR出雲市駅前。初夏の夕暮れの涼しい風が吹き渡るなか、陽気ぐらしの大切さを語りかけ天理青年の勇んだ声が響く。
 

 

 
 

 天理教青年会が提唱した「全世界一斉布教月間」の6月。島根教区中部支部青年会(中山喜信委員長)と南支部青年会(穀本一喜委員長)では、両支部合同で「毎日実動」を独自に展開した。

 これは6月の1カ月間、JR出雲市駅周辺で布教活動を毎日行うもの。今年4月、従来の中部支部が分割され、新たに南支部が発足したことを受け、両支部合同で企画。一人でも多くの教友と活動しようと、青年会員はもとより、その家族や支部・教会につながる人たちに幅広く参加を呼びかけた。

中山委員長(31歳・中町分教会長後継者)は「直属教会から離れて暮らす青年会員の中には、分会の活動に参加できにくい人が少なくない。分会からの声が届かず、地域の中で〝孤立〟している会員もいる。だからこそ、地域のつながりの大切さを強く感じる。とにかく声をかけ合って、共に実動する会員を一人でも多く増やし、地域活動を盛り上げていきたい」と意気込みを語る。
 

 

地域の仲間に声かけ

 

 
 仕事終わりの会社員や家族ぐるみでも参加しやすいように、実動は毎日午後7時から。この日は、最多の15人が集まり、出雲市にある教務支庁から駅まで神名流しをした後、路傍講演とリーフレット配りに取り組んだ。
 
 参加者の一人、邉田健一さん(25歳・豊倶分教会ようぼく)は、3月に「後継者講習会」を受講した際、「クラスミーティングで、信仰熱心な同世代の仲間たちから刺激を受けた」と言う。4月から実家を離れ、出雲市内の病院で医師として勤める傍ら、「自分もお道としっかり向き合おう」と、最寄りの中町分教会への参拝を続けている。
 
 そんななか、中山委員長から声をかけられ、毎日実動に参加するようになったという。
 邉田さんは 「共に実動してくれる仲間の存在がとても心強い。これから〝信仰の歩み〟を少しでも進められるように、支部活動に参加していきたい」と語る。
 

 
 毎回、妻や子供を連れて参加している同教区青年会委員長の杉原一平さん(36歳・陽平分教会長)は、先ごろ毎日実動で路傍講演をしているとき、60代男性から声をかけられた。
 杉原さんが「日ごろ元気に生活できていることを神様にお礼申し上げませんか?」と勧めると、男性はその足で教務支庁に「初参拝」した。
  
 杉原さんは「短い時間でも〝毎日続けること〟の大切さを実感している。この1カ月間で、初参拝者をお連れしたり、新たな会員とのつながりができたりと、一人ひとりが実動の喜びを味わっているのでは」と手応えを口にする。

 
 

 この日は、実動後に教務支庁で懇親会を持った。
 参加者たちは、それぞれの活動の近況や、今後の活動内容などについて率直に語り合った。
 穀本委員長(31歳・加茂中分教会長後継者)は「地域での実動の輪が着実に広がっている。その一方で、地域の中には、まだ孤立している会員もいるはず。これからも地道に声をかけ続け、地域の仲間と力を合わせて布教活動に励みたい」と話していた。
 

島根教区中部支部・南支部の両青年会はJR出雲市駅周辺で〝毎日実動〟を展開。神名を唱える天理青年の勇んだ声が響き渡った(6月17日)
 
 
天理時報 〜陽気ぐらしの“こころの新聞”〜
 

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