おやさまの教え 〜親神様〜(書籍10/25発売!!)

天理教青年会から新刊発売決定!!
『大望』平成26年4月号から29年3月号まで連載いただいた本部員・上田嘉世先生の「おやさまの教え 用語解説」を、このたび「青年会創立100周年記念出版」と銘打ち、天理青年教程第40号として出版させていただきます。

さまざまな天理教用語を、平易な口調で、独自の視点から解き明かした一冊です。
内容は本編36回分のほか、過去に教内誌に掲載された上田先生の寄稿を付録として載せております。

この機にぜひお買い求めいただき、教理勉強にご活用ください!!

 
 

おやさまの教え

(大望より転載)

その一 親神様

 私たちが信心している親神天理王命様は、遠い遠いその昔、何も形のない泥海の中から、自ら親となって、初めて人間を生み出して下された、元の親なる神様であり、今もなお一人一人の身の内に入り込んで、私たちを生かして下さり、お導き下さっている実の神様であります。
 

 親神様が人間を拵えて下されたのは、陽気ぐらしをするのを見て、共に楽しみたいと思召されたからです。ですから、親神様は私たちに、陽気ぐらしをするのに必要なあらゆる道具を貸し与えて下さっています。この身の内すなわち身体自体が、親神様から私たち一人一人に貸し与えて下さっているものなのです。

 
 それが証拠に、私たちが何を食べるかは私たちの自由ですが、食べたものがちゃんと身に付いて血肉となり、私たちが動いて生活する上に必要な力となりエネルギーとなってくれるのは、すべて私たちが知らないうちに、身の内に働いて下されている親神様が、食べたものを消化吸収して自分の栄養に換えてくれているからなのです。また、ケガをしても病気をしても、時間が経つと大概自然に治っていくのは、親神様が治して下さっているからであって、自分がいくら頑張ってみても、自分の力で治せるものではありません。

 
 また、私たちがいろんな物事を覚えたり考えたりできるのも、脳が神経細胞の中にいろんな記憶を蓄積したり、関連付けたりしてくれるからであって、何かの病気で脳機能が障害されると、私たちの記憶はいとも簡単に消え去ってしまって、まともに生活することもできなくなるのです。

 そう考えてみると、私たちがいろいろなものを見たり聞いたり、元気に自分の思うように身体を動かせるのも、すべて身体の中の私たちが気づかない所で、親神様が命を与え守って下さっているからなのです。
 
 

 
 
 こんな素晴らしい身体をお創り下さるのに、親神様は元初まりの時に、八方からいろんな道具を呼び集められて、食べてそれぞれの心味わいを見て、適材適所絶妙のコンビネーションを以て、人間の夫婦のモデルを拵えられ、そこに自ら人間の種と共に入り込んで、子供である人間を宿し込み、五分から生み出されて以来、生まれ更わり出更わりを繰り返しながら、十億年近い年限をひたすら育て上げてこられたのです。

 
 この元初まりのお話は、文章にするとわずか数ページ、読んでも五分もかからずに読めてしまいますが、その実は想像もつかない長い年限です。

 この親神様の元初まり以来の御恩、また日々身の内に入り込んでお守り下さるかりものの御守護に日々感謝し、御礼申し上げることが、この道の信仰の基本です。
 

 この親神様の御守護すなわち、身の内に入り込んでの御守護と共に、この世の天地となって我々をお見守り下さり、お育て下さる御守護を、詳しく具体的に、十柱の神名を以てお教え下されています。それは、


  くにとこたちのみこと
  をもたりのみこと
  くにさづちのみこと
  月よみのみこと
  くもよみのみこと
  かしこねのみこと
  たいしよく天のみこと
  をふとのべのみこと
  いざなぎのみこと
  いざなみのみこと
 

 と申し上げますが、この中で最初のくにとこたちのみことをもたりのみことの二柱は、泥海の中に最初から居られた神様です。この二柱が真実の神様です。その御守護は、くにとこたちのみこと様が、人間身の内の眼、身体中の潤い、世界では水の御守護の理。をもたりのみこと様が、人間身の内の温み、世界では火の御守護の理です。
 
 

 
 この火と水の御守護が、人間をはじめ、この世の万物の根源にある御守護で、この火と水の御守護を頂いて初めて、他の八つの道具衆の御守護があるのです。言い換えると、くにとこたちのみことをもたりのみこと、すなわち月日様の思召に沿いきって、それぞれの道具衆が一手一つに心を揃えて働いてくれたればこそ、人間はこの地上に生まれ、今も生かされているのです。この月日二柱を真実の神として、その道具となって神名を授けられた八柱も含めた全体を、親神天理王命と申し上げます。
 

 この親神様の十全の御守護を頂くためには、親神様に喜んでいただけるような心になることが大切です。そのために、親神様は今も片時も放たず私たちを見守り、この身の内に入り込んでお働き下さり、心通りの守護を現すことによって、銘々の心を導き育てて下さっています。
 

 そもそも私たち人間の心は、元初まりの時に、一条心の両親(いざなぎのみこといざなみのみこと)に月日様が入り込んで、やがては陽気ぐらしができるように成人するべく生み出して下されたものですが、親神様の思召に包み育まれた九億九万年の水中の住まいを卒業して、陸上に上がって生活するようになってからの六千年間の智慧の仕込み、三千九百九十九年の文字の仕込みのうちに、多くの知識と可能性を持つようになりました。
 

 
 その成人に応じて、親神様は、偉人、賢者を遣わされて修理肥の教えを施されましたが、ついに天保九年約束の年限が到来し、中山みき様を月日のやしろに貰い受け、教祖のお口を通して直々思召を述べられることとなったのです。

 
 教祖は、親神様が人間を創造した思いは陽気ぐらしをすることにあると明かされ、そのためにはどうすればよいのかを、口で説き、身を以て示し、文字に表して書きとめられました。

 この教祖の教えを一つ一つ確かに身に行うことによって、思召通りの陽気ぐらしをして、親神様にお喜びいただくことこそ、私たち人間が生まれてきた目的なのです。

 このみちハどふゆう事にをもうかな
 このよをさめるしんぢつのみち
             (六・4)

 
(うえだ よしよ)
 

お買い求めは青年会本部まで。

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